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インターコム、オペレーターの管理機能を強化したクラウド型リモートサポート「RemoteOperator 2.2」

 株式会社インターコムは5日、クラウド型リモートサポートソリューション「RemoteOperator」の新版「同 Ver.2.2」を発表した。

 RemoteOperatorは、アプリケーションの使い方を遠隔でサポートするためのクラウド型ツール。顧客のPC画面をサポート担当のオペレーターなどが共有することにより、電話では伝わりにくい複雑な操作手順をリモートからサポートすることができる。

 インターコムによれば、電話サポートを補完する画面共有機能に加え、オペレーターの管理/統率機能が充実しているため、銀行や証券、生保・損保会社といったセキュリティ/プライバシーに厳しい金融業界でも利用されているという。

 今回の新版では、オペレーターの管理機能が強化されており、各オペレーターが行っているリモートサポート中の画面を、管理者PCにてコマ送り映像で一覧表示できるようにした。各オペレーターが顧客とどのような画面を共有しているか、一目で確認可能なほか、顧客側のOSやIPアドレス、接続経過時間(リモートサポート時間)なども表示でき、万一不正なオペレーションが確認された際には、接続を強制的に遮断する機能も備えている。

各オペレーターのサポート中画面一覧表示のイメージ

 また、今回よりiPhone/iPadユーザーのリモートサポートに対応した。従来はオペレーター側(サポートする側)の機器としてiPhone/iPadに対応していたが、今回、新たに顧客側(サポートを受ける側)でも利用可能になっている。対応バージョンはiOS10.x/9.xで、iPad Air 2以降、iPhone 5以降の機器に対応する。なお、現在対応していないAndroidについても今後サポートしていく予定とのこと。

【お詫びと訂正】

  • 初出時、対応バージョンをiOS10.x/9.x/8.xとしておりましたが、正しくはiOS10.x/9.xとなります。お詫びして訂正いたします。

 このほか、画面共有中、顧客が自身のPC画面右下に表示される画面共有サムネイルを最小化した(タスクバーに隠した)際に、接続状態を文字で表示する機能や、画面共有時、オペレーターが顧客のPC画面上に表示する矢印(ポインター)を固定表示する機能などを追加している。

画面が共有されていることを示す接続ステータスを表示

 価格(税別)は、1ライセンス(1オペレーター)のみ利用可能な「RemoteOperator エントリー」が年額5万円、あるいは月額5000円。ライセンス数に制限のない「RemoteOperator エンタープライズ」が1ライセンス(1同時接続)あたり年額30万円、あるいは月額3万円。