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ぷらっとホームのIoTゲートウェイ「OpenBlocks IoT」にWindows 10 IoTモデルが登場、豊富なWindows資産を活用可能に

 ぷらっとホーム株式会社は25日、IoTゲートウェイ「OpenBlocks IoTシリーズ」において、Windows 10 IoT Enterprise搭載モデル「OpenBlocks IoT VX2/W」を発表した。価格はオープンで、2月中旬の出荷開始を予定している。

 OpenBlocks IoT VX2/Wは、IoTゲートウェイとしてさまざまな導入実績を持つOpenBlocks IoTのハードウェアに、顧客から要望が多かったWindows OSを導入したモデル。機能制限版ではなく、完全バージョンのWindows 10であるWindows 10 IoT Enterpriseを搭載し、幅広く使用されている業界向けWindowsアプリケーションが利用可能となるため、豊富なソフトウェア資源の活用や、Windowsにおけるシステム開発の経験者を含む、充実したソフトウェア開発資源を活用できるという。

 ハードウェアは「OpenBlocks IoT VX2」と同等で、Atom E3805(1.33MHz、デュアルコア)や2GBメモリ、32GBのフラッシュメモリ(eMMC)を搭載。2ポートのEthernetポートをはじめとする多様なインターフェイスや無線通信機能を備えているので、IoTエッジコンピューティングの実現を支援できる、十分な性能・機能を提供するとした。

 なおラインアップには、Windows 10 IoT Enterpriseのサービス提供モデルにあわせ、2つのモデルを用意する。「SAC(Semi-Annual Channel)モデル」は、Windows 10にプリインストールされるさまざまなアプリケーションが利用できるほか、機能更新プログラムが随時適用され、Windowsの新機能を適用しながら使い続けられるモデル。

 一方の「LTSC(Long Term Servicing Channel)モデル」は、必要最小限の機能のみがプリインストールされ、特定のアプリケーションのみの動作を想定したモデル。機能更新プログラムを適用せず、OSの機能を固定して使い続けられることから、機能更新を必要とせず、安定稼働が求められる用途に適しているとのことだ。

 サイズと重量は91.9×114.8×25mm、約160gと小型軽量で、ファンレスの半密閉構造(防塵性能IP40)となっているため、壁面・天井を含む空間へ容易に設置可能としている。