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ぷらっとホーム、従来比2倍超の高速処理に対応したIoTゲートウェイ「OpenBlocks IoT FX1」

 ぷらっとホーム株式会社は5日、IoTゲートウェイ「OpenBlocks IoTシリーズ」のラインアップに、従来の2倍超の高速処理が可能な新モデル「OpenBlocks IoT FX1」を追加すると発表した。2023年初頭の出荷開始を予定している。

 OpenBlocks IoT FX1は、センサーからデータを受信し、IoT特有のプロトコルをインターネットで利用できるように変換して、24時間365日クラウドにデータを送り続けるIoTゲートウェイ製品。MPUとして「i.MX 8M Plus QuadLite」を採用し、従来製品に比べ2倍超の高速化を実現しながらも、低消費電力を実現しているのが特徴という。

 また従来製品同様、設置場所に困らない手のひらサイズの筐体や、オフィスなどの人の目に入る場所においても、設置に違和感の少ない白い外観を採用。ファンなどの可動部分をなくしたハードウェア構造による高い堅牢性も継承しており、187万時間のMTBF値を持つとした。

OpenBlocks IoT FX1

 一方のソフトウェアについては、OSとしてDebian GNU/Linux 11を搭載しており、Node-REDやDockerを代表とするさまざまなLinux向けのオープンソースソフトウェアが利用可能なほか、IoTゲートウェイに通常必要となる、デバイスごとの接続プログラム開発を不要にし、Webブラウザ上での設定で接続を行える「IoTゲートウェイソフトウェア FW5」(以下、FW5)を搭載。クラウドやWebサーバーで使われるMQTTやREST等、多様なプロトコルをサポートしているので、主要クラウドサービスと、Webブラウザ上に必要項目を入力するだけのノーコード接続が可能という。

 加えて、複雑なデータ構造のIoTデバイスなどFW5が未対応の機器とも、データ変換パターンを記したLua言語のスクリプトを利用者が追加すれば、以降はノーコードで接続できるとのこと。

 通信規格については、IEEE 802.11規格の無線LAN、Bluetoothに標準対応。オプションの拡張モジュールを装着すると、LTE、EnOcean、ミスター省エネ、地域BWAなど、IoTで主要な無線通信規格に幅広く対応できる。

 価格はオープン。死活監視・一括設定変更・アップデート・グループ管理などに対応したデバイスマネージメントサービス「AirManage 2」の1年間利用権も付属する。