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ぷらっとホームのマイクロサーバー「OpenBlocks IX9」、Debian GNU/Linux 10搭載モデルを提供

 ぷらっとホーム株式会社は16日、マイクロサーバー「OpenBlocks IX9」において、Debian GNU/Linux(以下、Debian) 10搭載モデルを追加すると発表した。

 OpenBlocks IX9は、各種制御システムやエッジコンピューティングでの利用に適したマイクロサーバー。CPUに互換性が高い、Intel Atom E3845(1.91GHz、クアッドコア)を採用しているため、CPUバイナリ非互換によるさまざまな問題を回避でき、アプリケーションとの高い互換性を確保している点が特長という。また、故障の原因となりやすい可動部分がなく、高い可用性も備えているとのこと。

 今回はこの製品において、Debian 10搭載モデルを提供する。組み込み用Linuxや独自Linuxディストリビューションを採用する場合、使用可能なソフトウェアが制限されてしまう場合があるものの、汎用Linuxを採用しているため、Linuxの豊富なソフトウェア資産を制限なく利用できるとした。

 ぷらっとホームによれば、DHCPやDNS、VPNなどのネットワークサーバー用途をはじめ、サーバー監視、ソフトウェアメーカーによるアプライアンスのベースハードウェアなど、さまざまな用途に活用できるとのことだ。

 また、通常のGNU/LinuxはLinuxカーネルを含め、原則最長5年間でサポートを終了するが、この製品では、10年を超えるサポートが提供される超長期サポート版を搭載するので、社会インフラや産業用途など、長期にわたって脆弱性対策が重要な用途でも安心して利用可能とアピールしている。

OpenBlocks IX9