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IBMとSalesforce、両社のAIプラットフォーム連携など戦略的パートナーシップを強化

 米IBMと米Salesforce.comは19日、両社の戦略的パートナーシップの強化について発表した。

 戦略的パートナーシップの強化として、IBMではAIプラットフォーム「IBM Watson」のパワーを、Salesforceのコラボレーション基盤「Salesforce Quip」上で提供するアプリ「IBM Watson Quip Live Apps」を新たに構築する。

 新たなアプリは、Quipのドキュメント上に直接組み込まれることで、営業案件のあらゆるライフサイクルにまたがって営業チームの活動に効果を発揮し、Quipのドキュメント作成・編集プラットフォームで、あらゆるプロジェクトに関連するコンテンツをひとつのドキュメント上に集約させられるとしている。

 また、IBM Watsonと、SalesforceのAIプラットフォーム「Service Cloud Einstein」を連携させることで、AIによって次に取るべき最適なアクションを助言する新機能を両社で提供する。AI駆動型の予測分析により、直近の電話やチャットのやり取りをもとに、パーソナライズされた対応を実現し、顧客とより強固な関係を構築できるようになるとしている。

 パートナーシップの強化に加え、SalesforceはIBMをクラウドサービスプロバイダーとして優先的に選定し、IBMはSalesforceをカスタマーエンゲージメントプラットフォームとして優先的に選定することを、それぞれ認定した。