ニュース

島根県、ドコモのクラウド型Web会議サービス「sMeeting」で業務を改善

ヤマハ製スピーカーフォンを採用、さらにクリアな音質を実現

 株式会社NTTドコモは25日、島根県 健康福祉部が、クラウド型Web会議サービス「sMeeting」を導入したと発表した。

 島根県庁の各課、また県内にある7つの保健所と連携を取りながら業務を進めている島根県 健康福祉部では、従来、各保健所の担当者が県庁に集まって対面形式で会議を行っていた。

 しかし島根県は面積が広いため担当者の移動に時間がかかっており、集まる担当者全員の移動時間を総計すると、会議1回あたり約31時間にも上っていたとのこと。また、開催のためのコストも、交通費や稼働費を含め約15万円と高額で、こうした費用や時間の削減が課題になっていたという。

 そこで、PCやスマートデバイスから、映像・音声・資料を共有しながらのコミュニケーションを行えるクラウド型Web会議サービスのsMeeting導入を決定。sMeetingを入れたタブレット端末を県庁の各課と保健所などの地方機関に配置し、各担当者がオフィスにいながら会議を行えるようにしたことで、これまでかかっていた会議コスト、移動時間の削減などを実現している。

 なお、sMeeting導入の決め手となったのは音声品質で、sMeetingは単独でも高い音声品質を提供できるとのことだが、島根県ではヤマハのスピーカーフォン「YVC-300」を併用することで、さらにクリアな音質を実現した。

 また、スピーカーフォンの上位機種「YVC-1000」を利用すれば、県庁だけで20人以上が参加する大きな会議でも、部屋の隅にいる人の声までをはっきりと聞き取れるようになったとしている。