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TOKAI COM、「ASTERIA WARP Core」を利用したデータ連携オプションをクラウドサービスで提供

 株式会社TOKAIコミュニケーションズ(以下、TOKAI COM)とインフォテリア株式会社は20日、TOKAI COMのクラウドサービス「BroadCenter クラウドプラットフォームサービス VMシリーズ」(以下、VMシリーズ)において、インフォテリアのデータ連携ツール「ASTERIA WARP Core」を搭載し、既存のシステムやデータベースなどとの連携を容易に実現する「データ連携オプション」を提供すると発表した。

 TOKAI COMではこれまでも、多数の通信プロトコルやクラウドサービスに標準対応するクラウド型EDIデータ交換サービス「JFT/SaaS」を提供しており、2016年5月からは、インフォテリアのEDIツール「ASTERIA WARP」とのスムーズな連携を実現する「JFT/SaaS 連携アダプター」を新たにラインアップするなど、両社のサービスの連携機能を強化した。

 今回は、基本的な機能に絞った中小規模向けのASTERIA WARP Coreを「VMシリーズ」上に標準インストールし、サポートサービスとあわせて提供する「データ連携オプション」を用意した。。これにより、ASTERIA WARP Coreの動作環境をユーザー自らが用意する必要がなくなるため、安価で容易な導入を実現する。

 価格(税別)は、ASTERIA WARP Coreのライセンス料、「VMシリーズ」の利用料を含んだ最小構成で、初期費用が10万円、月額費用が6万4500円から。JFT/SaaSの利用にあたっては、別途サービス費用が必要になる。

 なおTOKAI COMでは、「データ連携オプション」とJFT/SaaSを組み合わせることで、ASTERIA WARP Coreによる自社システム間のデータ連携から、JFT/SaaSを用いた複数企業間のデータ交換までの一連のプロセスを、すべてTOKAI COMのクラウドサービス上の機能として提供できるようになるとしている。

 また、必要な分だけ利用できるクラウドの特性を生かし、従来はシステム化できていなかった社内のデータ編集や、属人化された処理、取引先とのEDIデータ交換などを、スモールスタートで手軽にシステム化して、業務の改善・自動化を図ることが可能になるとしている。