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TOKAIコミュニケーションズ、LGWAN上からセキュアにファームバンキングを利用できるEDIサービス

 株式会社TOKAIコミュニケーションズは18日、総合行政ネットワーク(LGWAN)に対応したEDIサービスとして、「JFT - LGWAN」を提供開始すると発表した。

 閉域網であるLGWANとインターネットの通信経路を分離させることによりセキュリティを高めている地方自治体では、金融機関などの外部企業に対して口座振替ファイルなどの電子ファイルを送信する場合、LGWAN接続用端末とインターネットなどの外部接続用端末を分け、USBメモリなどを利用してデータの授受を行っているのが一般的という。

 今回提供する「JFT - LGWAN」は、LGWAN上からセキュアにファームバンキングを利用できるEDIサービスで、外部企業に対するセキュアな電子ファイルの送受信をLGWAN上で行えるようになるため、業務負荷の軽減が期待できるとした。また、ファームバンキング専用端末やソフトウェア、回線設備が不要となるため、専用設備の維持管理コストが削減できる点もメリットとしている。

 なお「JFT - LGWAN」は、TOKAIコミュニケーションズのクラウド型EDIデータ交換サービス「JFT/SaaS」をベースに、LGWAN-ASPの登録要件を満たすセキュリティ機能を付加して提供されるとのことで、「JFT - LGWAN」と外部企業間の通信は、同サービス内でファイルのセキュリティチェックを実施した上で送受信される。