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CTC、Skyhigh Networksのクラウドサービス利用企業向けセキュリティソリューションを販売開始

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は14日、米Skyhigh Networksが提供するクラウドサービス専用セキュリティソリューション「Skyhigh Security Cloud(以下、Skyhigh SC)」の販売と、Skyhigh SCの機能を利用したOffice 365向けセキュリティソリューション「セキュリティ plus for Office 365」の提供を開始した。

 Skyhigh Networksは、複数のクラウドサービスに対して統一したセキュリティポリシーが適用できるCASB(Cloud Access Security Broker)の専業ベンダー。同社のCASBソリューションであるSkyhigh SCは、一般に普及している2万7000以上のクラウドサービスについて独自の調査をもとにリスク分析し、企業のセキュリティ要件に即したクラウド利用を可能にする。

 クラウドとユーザー端末間の通信を仲介することで、シャドーITを含めたクラウドの利用とリスクを可視化し、企業のセキュリティ運用の要件に合わせてアクセス制御や監査ログの取得、データの暗号化、不正なふるまいの検知など、さまざまなクラウドに共通してセキュリティ対策を実現する。

 企業でよく利用されるMicrosoft Office 365やAmazon Web Services(AWS)、Salesforce、boxなどに対しては、各サービスに特化したセキュリティ機能を付加するオプションを用意。ユーザー企業は、Skyhigh SCを導入することで、自社のセキュリティやコンプライアンス、ガバナンスの要件を満たしてクラウドサービスを利用することが可能となる。

 CTCでは、セキュリティソリューションの提供やクラウドを利用した大規模なシステムの構築と運用の実績をもとに、Skyhigh SCの導入・運用、関連するセキュリティ対策などを支援する。また、Microsoft Office 365向けオプションを利用した「セキュリティ plus for Office 365」では、Office 356のデータ損失防止(Data Loss Prevention)やアクセス制御、ログ分析などを含めた設定や、アセスメント、定期監査レポートなどを提供する。

 CTCでは、ソリューションの販売で1年間で5億円の売上を目指す。また、今後はSkyhigh SCと独自のセキュリティ運用サービス「CTCマネージド・セキュリティ・サービス」やセキュリティコンサルティングサービスなどと連携し、顧客企業の安全なクラウド利用を支援していくとしている。