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MSYS、クラウドサービスの利用状況可視化ソリューション「Skyhigh Cloud Security Platform」を販売

 丸紅情報システムズ株式会社(以下、MSYS)は3日、クラウド分野のセキュリティソリューションを提供する米Skyhigh Networks(以下、スカイハイ)と販売代理店契約を締結し、同社の「Skyhigh Cloud Security Platform」などの販売を開始した。

 スカイハイは、企業・団体におけるクラウドサービス、クラウドアプリケーションの利用状況を可視化し、制御するサービス・製品を指す、CASB(Cloud Access Security Brokers)と呼ばれるソリューションを提供している。

 「Skyhigh Cloud Security Platform」は、企業が利用する公式・非公式のクラウドサービス、クラウドアプリケーションについて、利用状況を可視化し、利用しているクラウドサービスの安全性を評価、適切な運用を支援するサービス。

 企業・組織内のゲートウェイに設置したサーバーに社内、社外間のネットワーク通信の各種ログを収集し、クラウド上にあるスカイハイのサーバーに送付して分析させる。この分析結果を、スカイハイが持つ2万以上のクラウドサービスレイティングデータと照らし合わせることで、企業・組織が利用しているクラウドサービスを可視化する。

 可視化により、利用しているクラウドサービスが安全であるか否か、誰がどのようなサービスを使っているのかを、「Skyhigh Cloud Security Platform」のウェブコンソールで確認し、制御することができる。また、ウェブコンソールで表示される分析結果から、危険なサービスを使用させないためにはどうすればいいか、どのようなソリューションをどう使えばいいか、運用をどう変えるべきか、についてもスカイハイのカスタマーチームからアドバイスを受けることができる。

 今後、導入拡大が予想されるOffice365についても、運用におけるアカウントの振る舞い監視、DLP、他社との連携制御など、「SKYHIGH FOR Microsoft O365」シリーズの活用でOffice365に特化したセキュリティ対策が可能。

 MSYSでは、長年にわたるセキュリティビジネスへの取り組みにより培ったゲートウェイ・セキュリティの知見や、数多く取り扱うソリューションでの経験を生かし、「Skyhigh Cloud Security Platform」を導入したユーザーで明らかになった問題に対して、具体的な解決策を提案する。関係会社が運営するSOC(セキュリティオペレーションセンター)での監視サービスの提供や、日本語でのセキュリティコンサルティング、インシデント対応支援も計画している。

 MSYSは、多くのクラウドサービスを利用するユーザー数5000人以上の企業・団体を中心に、「Skyhigh Cloud Security Platform」などを販売し、取り扱い開始から3年間で4億円の売上を目指す。