米McAfee、CASBソリューション大手の米Skyhigh Networksを買収へ

　米McAfeeと米Skyhigh Networks（以下、Skyhigh）は27日（米国時間）、McAfeeがSkyhighを買収することで正式合意したと発表した。買収金額などの詳細は公表されていない。

　Skyhighは、企業がクラウドサービスを安全に使用するためのCASB（Cloud Access Security Broker）ソリューション「Skyhigh Cloud Security Platform」を提供する企業。同製品はクラウドサービスと企業ユーザーの間に位置し、ファイアウォールやプロキシ製品などと連携することによって、クラウド利用の可視化、データ暗号化、監査、データ漏えい防止、アクセス制御、不正な振る舞い検知などの機能により、クラウド利用上のセキュリティを確保するという。

　両社はそれぞれのポートフォリオを相互補完することで、ビジネス基盤をクラウドへ移行している顧客がデータを保護できるように支援したい考え。両社が統合することにより、エンドポイントからクラウドまでを含めた主要な制御ポイントにおいて、企業が必要なセキュリティ機能が提供可能になるとしている。

　なお、Skyhighのラジブ・グプタCEOはMcAfeeのクリス・ヤングCEOが率いる経営陣に加わり、新たに創設されるクラウド事業部門を統括する予定。また、Skyhighの組織と体制は維持される予定で、顧客やパートナーとSkyhighとの関係も継続されるとのことだ。