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ネットギア、NBASE-T対応のスマートスイッチ「MS510TX」

PoE給電対応モデルも提供

MS510TX(上)とMS510TXP(下)

 ネットギアジャパン合同会社(ネットギア)は29日、2.5G/5GBASE-T(NBASE-T、IEEE 802.3bz規格)に対応したレイヤ2プラススマートスイッチとして、「MS510TX」とPoE給電対応の「MS510TXP」を発表した。価格(税別)はそれぞれ7万8000円、12万円で、12月4日の販売開始を予定する。

 MS510TX/MS510TXPは、9ポートの銅線ポートと、1ポートのSFP+スロットを備えたレイヤ2Plusのスマートスイッチ。銅線ポートのうち4ポートは1000BASE-Tまでの対応だが、2ポートが2.5GBASE-Tに、2ポートが5GBASE-T/2.5GBASE-Tに、1ポートが10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-Tに対応しており、高速な通信を行うことができる。

 また、NBASE-Tを利用すれば、10GBASE-Tで必要とされるCat6A/7ケーブルではなく、企業で一般的に利用されているCat5e/6を利用しながら、最大2.5Gbps/5Gbpsの通信速度を実現可能。ケーブルを入れ替えることなく、1000BASE-Tの最大1Gbpsから通信速度が大幅に向上するとしている。

 ネットワーク機能としては、VLAN(タグ/ポートベース)、各種スパニングツリー、IEEE 802.1x認証、QoS、IGMPスヌーピングなど、中小規模ネットワークに必要とされる機能を搭載。スタティックルーティングにも対応する。管理機能はWebベースで提供され、専門のIT担当者を置いていない環境でも、こうした機能を簡単に設定できるとした。

 なおMS510TXPは、銅線ポートのうち8ポートがPoE+給電に対応しており、1ポートあたり最大30W、スイッチ全体で最大180Wの電力を給電可能とのこと。