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2.5/5GBASE-T対応スイッチ「BS-MP20シリーズ」、バッファローが3月発売 Cat5e/6ケーブルで最大5Gbpsの通信が可能

 株式会社バッファローは8日、IEEE 802.3bz(2.5/5GBASE-T)規格に対応した法人向けレイヤ2スイッチ「BS-MP20シリーズ」を、3月中旬より順次販売開始すると発表した。8ポートモデル「BS-MP2008」と12ポートモデル「BS-MP2012」がラインアップされ、価格(税別)はそれぞれ9万8000円、15万8000円。

 IEEE 802.3bzは、2016年9月に標準規格化された新しいEthernet規格。IEEE 802.3ab(1000BASE-T)を利用している場合、Cat5e/6のケーブルを敷設していることが多いが、2.5/5GBASE-Tでは、両規格のケーブルを利用して最大2.5Gbps/5Gbps(いずれも規格値)の通信を行える。

 このため、2.5/5GBASE-TではCat5e/6のケーブルが敷設されていれば入れ替えが必要なく、機器をリプレースすれば1000BASE-Tから通信速度を向上させることが可能で、ユーザーにとっては大きなメリットになる。

 一方でIEEE 802.3an(10GBASE-T)の場合は、一般的に、Cat6Aより上位のケーブルが必要とされる(Cat6でも条件に応じて最大55メートルまでは対応可能)なため、機器のリプレースに加え、ケーブルの入れ替えも考慮する必要があるという。

 今回バッファローが提供するBS-MP20シリーズは、10GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TXに加えて、2.5/5GBASE-Tに対応。既設のCat6/5eのLANケーブルで最大5Gbpsの高速通信を行える点が特徴だ。また10GBASE-Tもサポートしているため、段階的な速度向上のニーズにも対応できるとした。

 ネットワーク機能はVLAN(ポート/タグ/マルチプル)、QoS、ポートミラーリング、IGMP Snoopingなどを搭載。ループ防止やジャンボフレームもサポートする。なお、設定・管理はWeb GUIから行え、直感的な操作で簡単に導入時設定が可能としている。

 保証は5年間(標準保証3年、ユーザー登録で2年延長)、動作温度は0~50℃。

BS-MP2008
BS-MP2012