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ネットギア、10GBASE-Tやマルチギガビットに対応した10ポートスイッチを発表 PoE++給電対応モデルも

 ネットギアジャパン合同会社(ネットギア)は3月31日、10GBASE-Tやマルチギガビット(2.5G/5GBASE-T)に対応した10ポートスイッチとして、PoE++給電に対応した「MS510TXUP」と、PoE非対応の「MS510TXM」を販売開始すると発表した。

 MS510TXUP/MS510TXMは、10GBASE-Tや2.5G/5GBASE-Tによる高速通信に対応した、10ポートのレイヤ2スマートスイッチ。5Gbpsまでの通信は従来のCat5eやCat6のケーブルで行えるため、すべての配線をCat6Aへ敷設し直さなくとも、ネットワークの高速化を実現できるという。

 PoE対応モデルのMS510TXUPは、ポートあたり60W、スイッチ全体では295Wの給電に対応。Wi-Fi 6の無線LANアクセスポイント、高画質IPカメラ、LEDライトなど、より多くの電力が必要なデバイスにも給電を行うことができる。

 インターフェイスは両モデルとも、10G/5G/2.5G/1G/100Mポート×4、2.5G/1G/100Mポート×4を備え、MS510TXUPはこれらの8ポートからPoE給電を行える。また、両モデル共通でアップリンク向けのSFP+スロット×2を備えた。

 スイッチの機能としては、VLANやアクセスコントロールリスト、QoSなどの機能を搭載し、Webブラウザ、あるいはスマートフォンアプリ「Insight」から設定できるので、IT専任者のいない企業でも、簡単にビジネスレベルの設定を行えるとのこと。さらにクラウド経由で、いつでもどこからでもネットワーク状況の確認や、PoEのOn/Off、ファームウェアのアップデートなどを行えるとしている。

 ネットギアの公式ストア価格(税込)は、MS510TXUPが11万7975円、MS510TXMが7万7471円。いずれも、Insightの1年無料ライセンスが付属する。

MS510TXUP
MS510TXM