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ネットギア、10GbEに加えて2.5/5GbEに対応したアンマネージドスイッチ2製品

Cat5e/6ケーブルで最大5Gbpsの通信に対応可能

XS505M
XS508M

 ネットギアジャパン合同会社(以下、ネットギア)は4日、10GBASE-Tや1000BASE-T、100BASE-TXに加え、2.5/5GBASE-Tにも対応可能なアンマネージドスイッチ2製品を発表した。5ポートモデル「XS505M」、8ポートモデル「XS508M」を10月17日より販売開始する。価格(税別)はそれぞれ、8万4000円、12万円。

 10GBASE-Tの場合は、一般的に、Cat6Aより上位のケーブルが必要とされる(Cat6でも条件に応じて最大55メートルまでは対応可能)が、企業で普及している1000BASE-Tを利用している場合、ケーブルはCat5e/6のものを敷設していることが多く、10GBASE-Tを本格的に利用しようとすると、ケーブルの敷設も再度行わなくてならない、といったケースが見られる。

 しかし2.5/5GBASE-T(IEEE 802.3bz)では、Cat5e/6のケーブルを利用して最大2.5Gbps/5Gbps(いずれも規格値)の通信を行えるため、Cat5e/6のケーブルが敷設されていれば入れ替えが必要なく、機器のリプレースのみで1000BASE-Tから通信速度を向上させることが可能になるという。

 今回、ネットギアが発表したXS505M/XS508Mは、10GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TXに加え、2.5/5GBASE-Tに対応した銅線ポートをそれぞれ4ポート、8ポート搭載。既設のCat6/5eのLANケーブルで最大5Gbpsの高速通信を行える。

 また10GBASE-Tもサポートしているため、Cat6A/7のケーブルへ入れ替えれば、最大10Gbpsでの通信に対応可能で、段階的な速度向上のニーズにも応えられるとした。

 また、両製品ともSFP+スロットを1基備えている(XS508Mのみ、銅線ポートとのコンボ)ので、光ファイバーによるアップリンク接続にも対応する。