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阪神高速道路、標的型攻撃対策として「FFRI yarai」を社内全端末へ導入

ウイルス対策ソフトと組み合わせた多層防御を実現

 株式会社FFRIは14日、阪神高速道路株式会社が、標的型攻撃対策ソフトウェア「FFRI yarai」を採用したと発表した。

 阪神高速道路ではかねて、標的型攻撃対策の必要性を強く感じ、標的型攻撃のメールが開封されてしまうことを前提として、エンドポイントのセキュリティ対策を検討。既存のオペレーションが変わらないことを前提条件とし、利用中のウイルス対策ソフトと組み合わせて多層防御を実現できる、標的型攻撃対策製品の比較検討を実施したという。

 その結果、ふるまい検知型の製品であり、PCへの負荷が軽いこと、利用中のパターンマッチング型ウイルス対策ソフトとの併用が可能なこと、管理コンソールでの集中管理も複雑ではないこと、海外ベンダーの製品と異なりメニューが日本語であることなどを評価して、FFRI yaraiを採用した。

 なお、阪神高速道路では第1段階として情報システム室と一部の部署に導入し、その後に全社へ展開する、といった手順を踏んで導入しているが、全社展開時は資産管理ソフトを利用してサイレントインストールを行った。これにより、導入前にユーザーへの説明が省けたほか、導入後も動作が軽いため、ユーザーが特に意識することなく利用できているとのことだ。