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青山学院が標的型攻撃対策ソフト「FFR yarai」導入、エンドポイントの防御を重視

 株式会社FFRIは5日、学校法人青山学院が、標的型攻撃対策ソフトウェア「FFR yarai」を採用したと発表した。未知の脅威を検知・防御するソリューションとして、事務システム全端末に導入したという。

 青山学院では、USBメモリやPC用HDDの暗号化、ICカードによるPCログインなどのセキュリティ対策をこれまでも実施してきたが、標的型攻撃対策の強化を強く感じる中、パターンファイルではなく振る舞い検知型の製品を検討することにした。

 当初はネットワーク経路に設置するサンドボックス製品を候補としたが、ネットワーク経路に設置することからネットワークそのものが止まってしまう可能性があること、USBメモリ経由でエンドポイントに侵入するファイルは検知できないことを考慮。また、侵入から攻撃発動までの時差があるマルウェアはサンドボックス製品では検知できないのではないか、という不安もあり、エンドポイント対策を優先することにしたという。

 また具体的に製品を選定する中で、日本年金機構を狙ったマルウェア「Emdivi」のリアルタイムでの防御実績を評価したほか、純国産の安心感や、日本企業ならではの問い合わせ対応といったコミュニケーションの取りやすさも決め手になり、FFR yaraiの導入を決定したとのこと。

 なお今回の導入では、教育機関向け特別ライセンス「アカデミック・ライセンス」が適用され、通常よりも割安な導入を実現している。