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M-SOL、kintoneプラグインのパッケージサービス「プラグインエコシステム」を販売

 ソフトバンク・テクノロジー(SBT)の100%子会社であるM-SOLUTIONS株式会社(以下、M-SOL)は8日、株式会社ジョイゾー株式会社ソウルウェアラジカルブリッジの3社と、サイボウズの業務アプリクラウド「kintone」向けに、プラグインのパッケージサービス「プラグインエコシステム」を販売開始すると発表した。

 近年、企業において導入が広がっているサイボウズのkintoneは、顧客の要件をすばやく反映しながら開発を進めるアジャイル開発に適しているほか、ユーザー自身が簡単な開発を行えることが特徴。また、ユーザー自身による開発を支援するため、アプリケーションにノンコーディングでカスタマイズを行えるプラグインの仕組みも提供されている。

 しかし、プラグインは各社個別に提供されており、その仕様もさまざまななことから、目当てのプラグインを探し、データ連携や構築の検証を行って購入する、といった手順を踏む必要があるため、ユーザー側の手間がかかってしまっているという。

 そこでM-SOLは、kintoneのパートナー同士が連携することでユーザーの利便性を高めるために、パートナー3社と自社のプラグインを、パッケージサービスとして特別価格で提供する「プラグインエコシステム」を販売開始する。

 ジョイゾーとは、検索で絞り込んだレコード内のテーブルをkintoneアプリの一覧上で編集できるようにする「プラグイン39 テーブル編集+検索セット」、検索で絞り込んだ情報を一括更新する「プラグイン39 レコード一括更新+検索セット」を提供。

 ソウルウェアとは、kintone上で作成した見積もりを簡単に検索・集計できる機能「見積管理セット(PDF) 帳票サービス+検索・集計セット」を、ラジカルブリッジとは、イベントをカレンダーで表示し、必要な情報のみを絞り込んで表示できるようにする「イベント管理セット 日報セット」をそれぞれ提供する。

 なお4社では、kintoneおよびプラグインの開発や普及活動によってkintoneエコシステムの発展を目指す団体「kintoneぷらぐ委員会」の設立に向けた活動も開始するとのこと。活動方針・内容を策定した上で、2017年12月の設立を目指し、kintoneパートナー企業や関連企業に広く参加を呼びかける考えだ。