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サイボウズ、業務アプリクラウド「kintone」の認定資格試験をスタート
2017年11月8日 13:27
サイボウズ株式会社は8日、業務アプリクラウド「kintone」関連の知識・スキルの認定制度「kintone認定資格制度」を開設したと発表した。
この制度は、kintoneを使った業務改善に必要な基礎知識やアプリデザインスキル、カスタマイズスキルの保有を証明するためのもの。こうした知識・スキルの習熟度を個別、あるいは総合的に認定するために、4段階(6種類)の資格を設定している。
もっともエントリーの“基礎スキル段階”では、kintoneに関する各種設定とルール、アプリケーションやスペースの作成など、kintoneを業務に活用するための基本的な知識とスキルを認定する、「kintone認定 アソシエイト」を設定した。
次の“専門スキル”では、「kintone認定 カスタマイズスペシャリスト」「kintone認定 アプリデザインスペシャリスト」の2つを設定する。前者では、kintoneの基本機能を踏まえた上で、kintone APIを利用したカスタマイズにより、業務に最適なアプリを作成する知識とスキルが求められる。また後者では、kintoneにより、業務に最適なアプリを作成する知識とスキルが求められるとした。
3つ目の“専門スキル上級”では、「kintone認定 カスタマイズエキスパート」「kintone認定 アプリデザインエキスパート」の2つが設定された。前者では、kintone APIを利用したカスタマイズによる、複雑な要件への対応スキルと、効率的かつ安全なカスタマイズを実現できる知識とスキルが要求される。後者では、kintoneの機能を活用し継続的かつ効果的な業務改善を実現できるスキルと実績が求められるとのこと。
最上級に位置付けられる“総合スキル”は、「kintone認定 ビジネスソリューションアーキテクト」の1種類。業務システムの構築においてカスタマイズスキルとアプリデザインスキルを高いレベルで融合し、kintoneを適切に活用できるスキルが求められている。また、kintone以外のシステムとの連携や、変化に柔軟に対応できる設計など、全体最適の視点も要求された。
試験配信については、ナショナル・コンピュータ・システムズ・ジャパン株式会社が提供する「Pearson VUE」を利用するとのこと。
なおサイボウズでは、これらの認定資格試験について、2018年までの受験者数1100名、合格者数300名を目標として掲げている。