TIS、「Salesforce Commerce Cloud」の導入支援サービスを提供

　TIS株式会社は12日、株式会社セールスフォース・ドットコムと販売代理店契約を締結し、Eコマース向けクラウドサービス「Salesforce Commerce Cloud」の導入サービスを展開すると発表した。TISでは、自社の統合マーケティングソリューション「TIS MARKETING CANVAS」におけるコマースソリューションの1つとして提供していくという。

　「Commerce Cloud」は、ECサイトに必要な機能を備え、各国言語や通貨、マルチブランドに対応可能なEコマース向けのクラウドサービス。マルチブランドやモール型、海外ECなどのグローバル化にワンプラットフォームで対応できるという。また、サイト個別のビジネス要件に柔軟に対応しながら、迅速なサイト展開が可能とした。

　一方のTISでは、ECを中心としたシステム連携、インテグレーションを長年手掛けており、国内有数規模の大手通販サイトにおいても、ECサイト構築・運用実績を持っているとのこと。同社はこうした実績を生かし、「Commerce Cloud」のテクノロジーパートナー製品、基幹システム・情報系システムとの連携、複数サイトとの並行開発など、ECを中心としたトータルシステムをワンストップで提供するとしている。

　具体的なサービスメニューとして、構築前の検討段階を支援する「BRAIN－検討段階支援サービス」や、構築段階の「BASIC－基本構築支援サービス」、さまざまなシステムとの連携により、マーケティングの多様なデータをつなぎ合わせて次世代統合コマースプラットフォームを構築する「ADVANCE－他システム連携サービス」などを例として挙げた。

　同社では、グローバル規模でのブランド展開を志向している企業などに向けて提案し、2020年までに20件の導入を目指すとしている。