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エコー・ジャパン、オンラインストアのプラットフォームに「Salesforce Commerce Cloud」を採用

 株式会社セールスフォース・ドットコムは12日、北欧発のコンフォートシューズブランド「ECCO」を展開するエコー・ジャパン株式会社が、自社オンラインストアのプラットフォームに「Salesforce Commerce Cloud(以下、Commerce Cloud)」を採用し、本格的に稼働を開始したと発表した。

 Commerce Cloudは、ウェブ、モバイル、ソーシャル、店舗など、さまざまなチャネルでショッピングをする顧客ごとに、最適化されたショッピング体験を企業が提供することを支援するプラットフォーム。

 エコー・ジャパンでは、既に北米のECサイトにも導入されているCommerce Cloudの導入を決定し、本格的に稼働を開始。これにより、配送時間の指定設定や配送の無料化といった詳細なローカライズも含め、日本の消費者が親和性の高いオンラインショッピングの体験を実現するために、これまで以上に柔軟かつタイムリーにカスタマイズ設計をしながら、グローバルで統一したブランドイメージを訴求するサイトを強化することが可能になったとしている。

 また、在庫の削減を目標として、まず倉庫在庫の一元化を図り、流通在庫の一元化の実現に向けた取り組みも進めていく。Commerce Cloudの「endless aisle」機能を採用することで、実店舗とデジタルコマースで倉庫在庫・流通在庫を共有。シューズ産業の課題でもあるサイズリスクによる売り逃しの大幅な削減が見込め、店舗一律10%近くの売り上げ増加の効果も期待されるとしている。

 エコー・ジャパンでは、今後は、ソーシャルメディアなどとの連携により、ブランディングツールのひとつとして、他の販売チャネルにも寄与するデジタルコマースプラットフォームの実現を目指す。また、現在利用しているマーケティングプラットフォームである「Salesforce Marketing Cloud」との連携も視野に入れ、顧客ごとに最適化され、統合されたカスタマーエクスペリエンスの提供に向けて、人工知能プラットフォームの「Commerce Cloud Einstein」も採用した。