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キリバ、NTTデータのグローバル資金管理中継サービス「GGAPS」を提供開始

 キリバ・ジャパン株式会社(以下、キリバ)は23日、グローバル資金・財務管理ソリューション「キリバ・エンタープライズ」の国内銀行接続機能として、株式会社NTTデータのグローバル資金管理中継サービス「GGAPS」を提供開始したと発表した。

 GGAPSは、資金管理プラットフォーム「eBAgent」と連携し、決済ネットワークサービス「ANSER」やファイル伝送サービスを通じて複数銀行から円口座情報を取得して、国際標準フォーマットISO20022に変換した上で提供するゲートウェイサービス。NTTデータは2016年より、GCM(グローバル・キャッシュ・マネジメント)サービスを提供する事業者に対し、GGAPSの提供を開始している。

 一方のキリバ・エンタープライズは、グローバルな資金の可視化、企業がグローバルで保有する資金とその流動性の予測などを行える資金・財務管理ソリューション。今回、円口座の照会情報をリアルタイムに確認し、より迅速に資金管理を行えるGGAPSを提供することにより、日本国内外・複数金融機関、多通貨にわたる口座残高情報および支払い指示を一元管理する仕組みなどを提供可能になるという。

 こうして、海外金融機関との接続に強みを持つキリバと、国内の金融機関との接続に強みを持つNTTデータが協業することにより、これまで以上に多くの日本企業に対し、資金効率化を通じた企業価値向上をサポートできるようになったとのこと。