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NTTデータ、金融関連サービスの創発を目的とした「BeSTA FinTech Lab」のオフィスを東京・大手町に開設

 株式会社NTTデータは7日、新たな金融関連サービスの創発を目的とした「BeSTA FinTech Lab」の活動拠点となる、新たなオフィスを東京・大手町に開設した。

 BeSTA FinTech Labは、NTTデータが多数の地方銀行に提供している基幹系アプリケーション「BeSTA」を利用する地方銀行などに向け、オープンイノベーションの取り組み強化や新たな金融関連サービス創発をサポートする目的で、2016年10月に立ち上げた組織。これまで、NTTデータ地銀共同センターの参加行とともに、ビジネスアイデア創発や実証実験に取り組んできたが、新規サービス創発の取り組みをさらに加速させるため、新たなオフィスを開設した。

 新たなオフィスは、NTTデータと地方銀行の社員が常駐するオフィスとなり、情報発信、ビジネスアイデア創発、プロジェクト推進の3つの役割を果たすことで、新規サービス創発活動を後押しする。情報発信については、先進的サービス事例の紹介やベンチャー企業のユニークなソリューションデモの展示、ビジネスアイデア創発については、地方銀行やベンチャー企業などによる情報交換・ディスカッションの実施、プロジェクト推進については、実証プロジェクトの関連プレイヤーが1つの場所に集まり、構築済みの実証環境を用いた実証実験を推進するとしている。

 オフィスのオープンに合わせて、BeSTA FinTech Labではオープンイノベーション実現に向けた体制強化のため、特定領域の知見を有する企業8社と「運営パートナー」として提携。また、先進技術やユニークなサービスを持ち、BeSTA FinTech Labの活動に賛同する企業23社を「コラボレーター」として登録した。

 BeSTA FinTech Labでは、ビジネスモデル構築・仮説検証まで終えたビジネスアイデアを参加銀行に提示し、賛同した銀行で共同実験を実施するプログラムを定期開催し、新規サービスの創発を推進するとしている。