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基幹系が増えたAWSソリューション、各ベンダーのDCの構築技術にも高い関心
クラウドEXPO・DC構築運用展レポート
(2014/5/16 10:00)
「クラウドコンピューティングEXPO 春」などのIT専門展を併催する「Japan IT Week 春 2014」が、東京ビッグサイトで16日まで開催されている。
ここでは、15日の展示会の模様を、「クラウドコンピューティングEXPO」を中心にレポートする。
AWSのパートナーソリューションが並ぶ
アマゾンデータサービスジャパン(AWS)のブースでは、パートナー企業のソリューションを中心に展示している。基幹系のソリューションの展示も増えているようだ。
【お詫びと訂正】
初出時、サーバーワークスの社名を誤っておりました。お詫びして訂正いたします。
NEC、神奈川データセンターやNEC Cloud IaaSなどを展示
NECのブースでは、2014年1月から稼働した、大規模で省電力な工夫を盛り込んだ「神奈川データセンター」と、そこで提供する「NEC Cloud IaaS(STD・HA)」を展示している。NEC Cloud IaaS STDでは、独自の高密度サーバーとオープンソースソフトウェアにより低価格を実現している。
そのほか、プライベートクラウド向けの垂直統合システムや、データベース向けの垂直統合システムなども展示。クラウドを利用したデータ保管やデスクトップ仮想化なども展示している。
クラウドのセキュリティソリューションHDE One
HDEは、クラウドサービスへのアクセス制御やメールの情報漏えいなどを防ぐソリューション「HDE One」を展示している。二要素認証などのアクセス制御機能を付加する「アクセスセキュリティ」、スマートフォンにデータを保存させないブラウザを使う「デバイスセキュリティ」、クラウド型メールサービスにメール誤送信対策やメール監査などを付加する「メッセージングセキュリティ」からなる。
データセンターの構築技術が並ぶ「データセンター構築運用展」
データセンター構築運用展にあるNTTデータ先端技術のブースでは、データセンター向けの直流給電(HVDC)システムについて展示やミニセミナーを行っている。
NTTファシリティーズのブースでもHVDCとその対応機器を展示。また、地震直後の安定度判定など、データセンターの安全のための取り組みについて展示している。
シュナイダーエレクトリックのブースでは、小規模サーバールーム、中規模サーバールーム&データセンター、大規模データセンターの3つに分けて、それぞれの空調や電力などのソリューションを展示している。
大成建設のブースでは、データセンターの建設事例として、三菱商事とアイネット、さくらインターネットの事例を紹介。また、新海誠監督を起用したCMのイラストも展示している。