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富士通、年次イベント「富士通フォーラム 2018」を5月17日・18日に開催

展示会場の様子を一足早く公開

 5月17日・18日の2日間、東京・丸の内の東京国際フォーラムにおいて、富士通の年次イベント「富士通フォーラム 2018」が開催される。

 これに先駆けて、展示会場の様子がメディアに公開された。本稿では、写真を通じてこうした展示内容を紹介する。

東京国際フォーラムで開催される「富士通フォーラム 2018」

テーマは「Human Centric Innovation : Co-creation for Success」

 富士通フォーラム 2018のテーマは、「Human Centric Innovation : Co-creation for Success(ヒューマンセントリック・イノベーション コ・クリエーション フォー サクセス)」。

 テクノロジーを追求し続ける富士通が、顧客との多様なCo-creation(共創)により、ビジネスの成功に向けた価値を創出することを意味しており、富士通フォーラム2018では、豊かな未来の実現に貢献するイノベーションへの取り組みによって得られた、顧客との共創の成果、プロジェクト成功の秘訣(ひけつ)などを、最先端テクノロジーとともに幅広く紹介するという。

 また今年は、来場者の働き方の変革にあわせたり、さまざまな働き方をする人たちに来場してもらうことを狙い、開催時間を8時~19時まで拡大。会期中に1万8000人の来場を見込んでいる。

 また、5月17日9時からは、富士通の田中達也社長による、「Human Centric Innovation : Co-creation for Success」と題した基調講演が行われるほか、フロントラインセッションなど6つのプログラムを用意した。

富士通の田中達也社長も事前に会場を視察した

 そのほか、14プログラムのカンファレンス、6プログラムのパートナーセッション、80プログラムのセミナー、モーニング/イブニングセッション、バスツアーを用意。バスツアーでは、共創ワークショップ空間「FUJITSU Digital Transformation Center(浜松町)」、オープンイノベーション実践の場「TechShop Tokyo(六本木)」を公開する。

 さらに、富士通フォーラム 2018では、専用アプリ「Fwalker」を公開。同アプリを利用して、セミナーの受講や展示デモの見学をすると、限定ポイント「Fコイン」を貯めることができ、それを利用することで、会場内で特典サービスを受けることができる。

 さらに、ITやビジネス、社会、経済の識者によるレコメンドメニュー「富士通フォーラム2018の歩き方」や、会期中に期間限定で放映されるインターネットTV「FUJITSU ch.」を視聴できるサービスも提供する。

インターネットTV「FUJITSU ch.」のスタジオを会場に設置

 一方で、展示会場も拡大した。

 これまでは、東京国際フォーラムのホールEだけを使用していたが、今年は、新たなホールB5での展示を追加。ホールEを「Success Zone(サクセスゾーン)」として、SDGs、まちづくり、健康・医療、オープンイノベーション、製造、流通・物流、金融、デジタルマーケティング、働き方改革・人材育成、セキュリティなどのコーナーに分けて、「o-creationによるSuccessシーン」を紹介する。

Success Zoneの会場入り口では、ディスプレイのトンネルでさまざまな情報を表示している

 ホールB5は、「Technology Zone(テクノロジーゾーン)」として、デジタルアニーラ、AI、IoT、ハイブリッドITなどの展示を通じ、デジタル革新やビジネス最適化を加速させる技術を中心に、開発者や技術者の目線で紹介する内容とした。

写真で会場を紹介

FUJITSU Fwalker CAFEでは商談をしたり、ランチをとったりできる
SDGsエリアでは、未来のモビリティ社会実現の第1弾の事例として、EVとバッテリー、ユーザーをつなぐサービスの事例を紹介
VR/MRによる医療教育。体感的でインタラクティブな理解やコミュニケーションを実現する
「クロスインダストリーAPIコンテスト」で優勝したアクアビットスパイラルズのATMをコンタクトポイントとして活用する事例
デジタルイノベーションの事例も紹介した
未来創造のためのデザインアブローチについても展示
ものづくりステージでは、MRを活用したデモンストレーションを実施
感性AIのデモ。類似画像検索と富士通独自の感性メディア処理技術を使い、自分の感性やシチュエーションに合うアイテムを表示する
ボタンを押すだけで計測した数値を入力できるデジタル採寸
POP管理や棚在庫管理など、負荷の高い作業を担う業務支援ロボット「MATEY」。品ぞろえと棚割りを最適化できる
アクセサリーのように身体に装着し、振動と光によって音の特徴を伝える新しいユーザーインターフェイス装置「Ontenna」。髪の毛で音を感じる提案を行った
セキュリティゾーンも注目を集めていた
富士通が提供するセキュリティ運用サービスを紹介
パソコンやスマートフォンでのFIDO認証を可能となるネットサービスや業務システムの利用シーンを、みずほ銀行の導入事例とあわせて紹介した
働き方改革に関する展示エリアも注目を集めていた
デジタルコンテンツの利活用を図るプラットフォームサービスを、自動ネイルプリント機を通じて紹介
Technology Zoneでは技術者や開発者目線での展示を行った。デジタルアニーラにも注目が集まった
Zinraiディープラーニングを用いた製品異常検査の事例。Zinraiのエッジクラウドとの連携によるスピーディーな多品種製品検査への適用、多拠点への製品検査システム展開を体験できる
不審行動を識別する人物の動作認識技術。骨格や頭の動きを判断して、不審な動きを特定するという
Zinraiを活用した商品認識のデモ
AIを加速するスーパーコンピューティング技術を展示
スーパーコンピュータでは、ポスト「京」への取り組みを紹介
ポスト「京」コンピュータを実現するCPU
AIを活用して文章をカテゴライズする技術をデモンストレーションした
文章から場所を抽出し地図上に表示することもできる
手書き文字認識技術。形にバラツキのある手書き文字列を高精度に認識する要素技術と活用シーンを紹介した
ロボピンワールドのコーナーにはロボピンを数多く展示
人に優しいコミュニケーションを実現するロボットAIプラットフォームと小型ロボット「ユニボ」を紹介