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HashiCorpがIPO申請 クラウドインフラ自動化ツールで成長

デファクトスタンダードになった

 共同創業者のHashimoto氏は、HashiCorp設立前から仮想マシン構築ツール「Vagrant」を個人で開発していた。構築から設定までを自動でできるツールだ。Vagrantに始まるHashiCorp Stackは、Terraform、Consul、Vaultから、アプリケーションのワークフロープラットフォーム「Waypoint」まで計10種類のコアコンポーネントがある。

 共同創業者のDadgar氏は「HashiCorpは、データセンターでインフラをプロビジョニングするためのデファクトスタンダードの地位を得たか」というThe New Next Platformの質問に対し、「現時点では“イエス”だと思う」と答えている。

 Dadgar氏によると、同社は創業から2016年ごろまでプロビジョニングのフルポートフォリオの構築を目指し、全ての構築要素をそろえることに注力した。そして、「その後、方向転換し、これらの製品をデファクトにしてビジネスを構築することに集中した」(Dadgar氏)という。

 そこでとった戦略は、「全ての技術パートナーやエコシステムをTerraformの統合に巻き込む」「『Global 2000』(世界の公開会社上位2000社)をターゲットに顧客を獲得する」「オープンソースの徹底したエバンジェリズム」の3本だった。

 これらは成功しているようだ。Terraformには100社以上の技術パートナーがおり、1000以上の統合が行われている。また、顧客獲得では、7月末現在、Global 2000のうち300社以上にサービスを提供しており、Fox、GM、GitHubなどが顧客となっている。