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孫正義氏の500億ドル投資 米メディアはどう見た?

T-Mobile USA買収に再度乗り出す?

 米国で孫氏とソフトバンクといえば、米4大キャリアの一つであるSprintの主要株主として知られている。孫氏は2013年に216億ドルでSprintを買収。2014年にはT-Mobile USAの買収を試みるも規制当局の承認を得られそうにないことから断念した。

 今回のTrump氏訪問は、再びT-Mobile USAの獲得を図るための動きではとの見方もある。Wall Street Journalは近い筋の情報として、「T-Mobile(買収にあたって)で何が起こったのかを話し、米国に投資したいが規制の雲行きがあまりに厳しいものだったので諦め、米国以外に投資するしかなかったと伝える計画だ」と報じている。

 Washington Postは、8月に「孫氏はまだSprintを諦めていない」とBloombergが報じていたことを挙げながら、「Trump政権はSprintとT-Mobileの合併を異なる視点からみる可能性がある」というテレコムアナリストの見解を紹介する。だが、このアナリストは「これ(Sprint)は一部だ。孫氏はそんなに狭い見方で考えていないと思う」と続けている。