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LINEライクなメッセンジャー「direct」、業務システムのフロンドエンドへ

連携ツール開発用SDKを公開

 株式会社L is Bは4日、企業向けメッセンジャー「direct」において、SaaS/PaaSや企業の業務システムと連携させる「daab(direct agent assist bot) SDK」を、同日より公開すると発表した。無料で利用できる。

 「direct」は、コンシューマ向けのLINEに似たインターフェイスを持つ、社内利用に特化したメッセンジャー。個別/グループチャット機能を提供。あて先やタイトルを入力することなく、連絡先リストから選択してそのままメッセージを送信可能なため、報告や連絡などに気軽に活用できるという。

 daab SDKは、このdirectと他システムを連携させるためのbot(自動的にコマンドを実行するプログラム)を開発するためのSDK。Hubotフレームワークをベースに拡張されており、Hubotでは扱えない位置情報やスタンプ、アクションスタンプ、写真・動画共有、添付ファイル、一斉連絡など、directの標準機能を使ってbot化することができる。

 これを利用すると、企業内のシステムやGoogle Apps、Microsoft Office365、Cybozu kintoneなどのクラウド環境とdirectを連携し、日報作成、案件管理、商談議事録、スケジュール管理などのフロントエンドインターフェイスとして、directを利用可能になるという。また、天気、株価、ニュース、路線図、地図、相場といった、各社の提供するサービスの連携にも対応するとした。

 なおL is Bでは、対話型日報作成botや議事録bot、スケジュールbotなどのサンプルプログラムも公開するとのこと。

石井 一志