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スマートデバイスに最適化したクラウド型情報活用支援ツール「direct」

個別/グループチャットやファイル共有機能を提供

 株式会社L is B(エルイズビー)は22日、企業内情報の活用を支援するクラウドサービス「direct」を発表した。スマートデバイスに最適化されているのが特徴で、同日より事前登録を受け付け、順次、トライアルの案内を開始するという。

 具体的な機能としては、コンシューマ向けサービスであるLINEに似た、個別/グループチャット機能を提供。あて先やタイトルを入力することなく、連絡先リストから選択してそのままメッセージを送信でき、報告や連絡などに活用可能という。既読機能も備えているので、既読・未読の確認を行えるほか、グループチャットの場合には、既読者の個人名を表示できるとのこと。

 メッセージや添付ファイルはSSLによる暗号化で保護するほか、データベースは常にバックアップされており、万一の場合のリストアにも対応する。

 また、文字だけでは伝わりにくいメッセージに、スタンプを同時に投稿することも可能。自社のコンシューマ向けサービス「Feel on!」で培った口語体解析技術を応用し、例えば、「資料作成をお願いします」というメッセージに対して「お願い」系のスタンプを提示するなど、メッセージと関連するスタンプを自動抽出して提案する機能も備えている。

 さらにスタンプには、タスクを管理できるタスクスタンプ、会話中でYes/Noの返答がほしい場合に利用するYES/NOスタンプ、複数の選択肢から回答を求めるSELECT ONEスタンプなど、入力を最小化できる「アクションスタンプ」を用意した。

 このほか、写真、文書ファイルの共有機能や、管理者が社内や部署内へ同内容のメッセージを一斉送信する一斉Push通知機能を提供する。

 スマートデバイスはiPhone/iPad(iOS 5.0以降)とAndroid(2.2以降)に対応し、それぞれモバイルアプリが提供される。またPCではWebブラウザから利用可能だ。

 価格はプランによって異なる。利用人数10名まで・ファイル容量5GB(保存期間60日間)の「ベーシック」が月額6000円(税別)、20名まで・10GB(保存期間90日間)の「プラス」が月額1万2000円(税別)、50名まで・25GB(保存期間無制限)の「プレミアム」が月額2万7500円(税別)、100名まで・50GB(同)の「マックス」が月額5万円(税別)。10名まで・5GBを最大30日間利用できる無料のトライアルサービスも用意された。なお、一斉Push通知は「プレミアム」以上のプランで利用できる。

石井 一志