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「さらに薄く、小さく」――。ぷらっとホームのマイクロサーバー「OpenBlocks IoT」

小型でもさまざまなインターフェイスを搭載可能

OpenBlocks IoTファミリ

 ぷらっとホーム株式会社は29日、自社の小型Linuxサーバー「OpenBlocksシリーズ」をベースにしたIoT(Internet of Things)向けのマイクロサーバー「OpenBlocks IoTファミリ」を発表した。さらなる小型化を実現しつつ、無線や有線のインターフェイスを搭載しており、M2M/IoTのゲートウェイに適している。価格はオープン。販売開始は2月を予定しているとのことだ。

 「OpenBlocks IoTファミリ」は、M2M/IoTでの利用に特化したマイクロサーバー。第1弾として提供される「BX1」は、デュアルコアのAtomプロセッサ(500MHz)や1GBメモリ、4GBのフラッシュを搭載しながらも、41.6×96×11.3mm(幅×奥行き×高さ)と、既存のOpenBlocksシリーズ(OpenBlocks AX3)と比べてわずか8%の体積比を実現しており、従来は設置できなかったような狭小環境での利用に対応する。

 OSには汎用のDebian GNU/Linuxを採用しているため、アプリケーションの容易な実装が可能。スピーディーなIoTシステムの構築を支援するという。

 インターフェイスは3G(W-CDMA、FOMA網に対応予定)、Bluetooth 4.0、IEEE 802.11a/b/g/n無線LANを内蔵。USB 2.0ポートも備え、オプションケーブルをつなぐことで有線LANやRS-485、RS-232C、GPIOなどにも対応できるので、さまざまなセンサーとの接続を行えるとのこと。

 ぷらっとホームでは、各種センサーと上位ネットワークを中継するIoTゲートウェイ、エッジサイドで計算能力を提供するフォグ・コンピューティングや機械学習ノード、多数のセンサーをインターネットへつなぐM2M/IoTルータなどでの利用を想定している。

石井 一志