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アシスト、利便性、保守性、テスト機能を向上したBRMS「Progress Corticon 5.3」

 株式会社アシストは11日、米Progress SoftwareのBRMS(ビジネスルール管理システム)製品「Progress Corticon」の新版「同 5.3」を、同日より提供開始すると発表した。

 「Progress Corticon」は、100%コーディングレスでビジネスルールの追加・変更をシステムに展開できるBRMS製品。独自アルゴリズムにより、ルール数やデータ処理の複雑さが増しても高パフォーマンスを実現できる点が特徴という。

 今回の新版では、利便性、保守性、テスト機能が大幅に向上した。まず利便性の面では、稼働環境がEclipseプラットフォームに変更されたことで、ソースのバージョン管理などEclipseプラグインを利用した機能拡張に対応した。また、Excelなど外部ツールで作成したルール定義を取り込むためのAPIを公開。このAPIを利用し、各社の仕様にあわせたEclipseプラグイン化が可能になっている。

 さらに、これまで複数の画面で設定可能だったルールを1つの登録画面に一元化し、登録情報の不整合を排除したり、登録したルールを再利用できるように部品化し、ルールフロー画面で自由に組み合わせ可能にしたりすることで、保守性を大幅に向上。想定される結果と実際のテスト結果を比較表示できる機能を搭載し、人手によるチェックを排除可能なことや、想定した結果にならない場合はどのルールが原因になるのかを容易に把握できるようにしたことで、テスト機能を向上させている。

 あわせて今回は、ビジネスルールと既存のデータベースとの連携を可能にするEnterprise Data Connector(EDC)オプションのJDBCドライバとして、同じProgress Softwareの製品である「Progress DataDirect」をバンドルした。これにより、データベースアクセスの高速化も実現したとのこと。

 対応OSは、Windows Server 2012、Windows 7/8、Red Hat Enterprise Linux、Oracle Linux。ミドルウェア環境は、Oracle WebLogic Server 12c、JBoss Application Server 7.1.2、Apache Tomcat 7、Java 7に対応する。

 価格は、ビジネスルールエンジンである「Progress Corticon Server」が1コアあたり880万円(税別)、ルールモデリングを行うための「Progress Corticon Studio」が1ユーザーあたり55万円(税別)、EDCオプションが352万円(税別)。

 なおアシストでは、90日間無料で試用できる評価版も提供している。