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SCSK、Progress Corticonを中核としたBRMSソリューション

 SCSK株式会社は9日、株式会社アシストとビジネスルール管理システム(BRMS)分野で協業すると発表した。これに伴いSCSKでは、アシストが取り扱うBRMS製品「Progress Corticon」を中核とした「BRMSトータルソリューション」の提供を、12月9日から開始する。

 Progress Corticonは、米Progress Softwareが開発したBRMSソフト。100%コーディングレスでルールの追加/変更を行える点が特徴という。またルールを記述する段階で、エラーの有無を1クリックで自動検証し、ルールのあいまい性や完全性、無限ループの早期発見を可能にするほか、ルール数やデータ処理の複雑さが増しても高パフォーマンスを維持できる、独自アルゴリズムを採用している点もメリットとしている。

 SCSKでは2011年から、BRMS製品を利用したシステム構築を行っており、今回アシストと協業した上で、このProgress Corticonの取り扱いを開始。同製品を中核としたBRMSトータルソリューションの提供を開始する。

 このソリューションでは、BRMS導入のためのコンサルティング、適用可否など事前評価支援を行うのに加え、プロトタイプ作成からルールモデリング、ルール設計・構築、ルールパフォーマンス評価など、Progress Corticonを利用したBRMSシステム構築をトータルに支援するとのこと。

 価格は月額300万円(税別)から。またProgress Corticonのライセンス価格は、ビジネスルールエンジンのProgress Corticon Serverが1コアあたり880万円(税別)、ルールモデリングツールのProgress Corticon Studioが1ユーザーあたり55万円(税別)など。別途、年間保守費用も必要となる。

 なおSCSKでは、BRMSトータルソリューションについて、2年間で15社への販売を目標としている。

石井 一志