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アシストと富士通、「ビジネスプロセス統合管理ソリューション」を共同推進

 株式会社アシストは12日、自社が取り扱うビジネスルール管理システム(BRMS)「Progress Corticon」と富士通株式会社のビジネスプロセス統合基盤「FUJITSU Software Interstage Business Operations Platform」を連携させた「ビジネスプロセス統合管理ソリューション」を、富士通と共同で推進すると発表した。

 アシストが国内総販売代理店を務める「Progress Corticon」は、米Progress Softwareが開発しているBRMS製品で、業務ルールとアプリケーションを分けて管理することにより、従来型の開発スタイルでは困難とされていた「後工程での仕様変更」が可能。100%コーディングレスで、ビジネスルールの追加・変更を迅速にシステムに展開できる特徴を持つ。

 一方の「Interstage Business Operations Platform」は、人の判断を必要とする作業と業務システムを統合し、業務プロセス管理をシステム化するソフトウェア。ワークフロー技術をベースとして、業務プロセスの実行・管理を可視化し、ビジネス環境の変化に柔軟・迅速に対応可能なシステムの構築を実現する。

 アシストでは、「Progress Corticon」によるビジネスルール変化に迅速に対応できる仕組みに、業務全体の流れをモデル化し、ビジネスプロセスの管理・改善を実践するBPM製品を組み合わせることが顧客企業のスピード経営を強力に支援するものと考え、「Interstage Business Operations Platform」との連携ソリューションを推進していくことになったとのこと。

 両製品を組み合わせることにより、業務アプリケーションからビジネスルールを切り離して管理でき、ユーザー企業自身がビジネスルールを容易に管理・編集できるため、ひんぱんに変更される業務要件に対しても柔軟に対応できる、ビジネスプロセス統合基盤を実現するとしている。

石井 一志