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さくらインターネット、「さくらの専用サーバ 高火力シリーズ」でTesla V100(32GB)モデルを提供

 さくらインターネット株式会社は30日、大規模演算での用途を想定したサービス「高火力コンピューティング」の1つである「さくらの専用サーバ 高火力シリーズ」(以下、高火力シリーズ)の新ラインアップとして、NVIDIAの最新GPU「Tesla V100 for PCI-Express」の32GBモデルを搭載したGPUサーバー「Tesla V100(32GB)モデル」を、同日より提供開始すると発表した。

 「高火力シリーズ」は、高性能な物理サーバーをクラウドのような手軽さで利用できる「さくらの専用サーバ」の基盤を用いて、計算資源用に最適化したサービス。GPUシステムを手元で動かしているかのような、高い操作性・性能のGPUコンピューティング環境をすぐに利用できるという。

 今回、この「高火力シリーズ」で提供するTesla V100 for PCI-Expressは、NVIDIAの最新GPUアーキテクチャ「Volta」を採用した最新のデータセンター向けGPU。すでに、16GBメモリ版の同製品を搭載した「Tesla V100(16GB)モデル」を提供してきたが、今回は32GBメモリ版を搭載したTesla V100(32GB)モデルをラインアップした。

 価格(税別)は、初期費用が93万6000円、月額費用が11万5000円。GPUカード追加は、初期費用が1枚あたり72万円、月額費用が同4万9000円。

 また同時に、Tesla V100(16GB)モデルも価格改定し、長期利用を検討するユーザーの費用対効果がより高くなるよう、月額費用を安く設定したとのこと。あわせて、営業担当経由でのみ販売を行ってきたTesla V100モデルについて、Webサイトからの申し込み受付を開始している。

 Tesla V100(16GB)モデルの新価格(税別)は、初期費用が92万4000円、月額費用が9万9000円。GPUカード追加は、初期費用が1枚あたり68万円、月額費用が同4万7000円。