さくら、「高火力コンピューティング」を実現する大規模GPUクラスタを構築、ディープラーニングなど演算用途に特化

　さくらインターネット株式会社は26日、「高火力コンピューティング」をテーマに、演算能力に特化したサービスへの取り組みとして、株式会社Preferred Networksと共同で、大規模なGPUクラスタを構築すると発表した。

　「InfiniBand」をインターコネクトに採用したGPUクラスタを2社で構築し、2016年夏ごろに正式サービスとして開始する予定。さくらインターネットでは、2015年秋からGPUクラスタを構築しており、そこで得られた運用ノウハウを活用する。

　既存サービスでは対応するのが難しかったハードウェア環境を用意することで、高性能なコンピューティングリソースを提供する計画だ。また、CPUを利用したサービスや、高性能・大容量をなストレージを搭載したサービスなどをラインナップするとしている。

　Preferred Networksは、自然言語処理技術や機械学習技術分野を得意とする株式会社Preferred Infrastructureからスピンオフしたベンチャー企業。IoTにフォーカスしたリアルタイム機械学習技術のビジネス活用が主なターゲットとしている。