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キヤノンとNTT東日本、IOWNを活用した空間全体の3Dデータ化技術で協業
2026年1月29日 06:30
キヤノン株式会社とNTT東日本株式会社は28日、NTT東日本が提供する「All-Photonics Connect powered by IOWN(以下、All-Photonics Connect)」と、ボリュメトリックビデオシステムによる新たな映像体験の創出に向けて協業し、2026年1月に技術検証を開始したと発表した。
キヤノンはこれまで、撮影から映像生成までをリアルタイムに行うことができるボリュメトリックビデオシステムを、スポーツ中継や音楽ライブ配信など幅広い用途で提供してきた。一方、NTT東日本は高速・大容量・低遅延という特徴を持つAll-Photonics Connectを2024年12月に提供開始し、次世代通信基盤「IOWN」の社会実装に向けた取り組みを進めている。
ボリュメトリックビデオシステムは、約100台のカメラで同時に撮影した映像から空間全体を3Dデータ化する技術で、映像生成や配信の過程で大容量のデータを扱う。また、自由視点映像のカメラワークを滑らかにするためには、低遅延かつ揺らぎのない通信が重要で、こうした特性から、All-Photonics Connectとの掛け合わせにより新たなエンターテインメントの提供ができると考え、協業を開始したという。
従来は撮影拠点でカメラデータ処理から視点操作・映像生成までの全ての工程を実施してきたが、協業では撮影拠点、映像生成拠点、視聴拠点をそれぞれAll-Photonics Connectで接続する。All-Photonics Connectにより、既存回線では伝送が困難な大容量のカメラデータを伝送し、視聴拠点からの自由視点操作において映像と視点情報を遅延や揺らぎなく処理するための検証を進めていく。
これを実現することで、撮影拠点に集約していた各機能を分散でき、自由度の高いボリュメトリックビデオシステムの提供が可能になる。遠隔地からでもボリュメトリックビデオの生成・視聴・操作ができるようになり、撮影拠点(スタジアムなど)に映像生成サーバーを持ち込む必要がなくなり、機材配置の最適化によるコスト削減が期待できる。さらに、視聴者は遠隔地でもボリュメトリック映像を視聴・操作でき、好きな角度や視点から楽しむ新しいエンターテインメント体験が可能になる。
キヤノンとNTT東日本は今後も協力し、ボリュメトリックビデオとAll-Photonics Connectの連携により、これまでにない映像体験・エンターテインメントの創出を目指すとしている。


