週刊データセンターWatch:

東京建物が初のデータセンター着工、「Zeus OSA1」2028年稼働へ

 東京建物株式会社とSC Zeus Data Centers(シンガポール)は共同で、データセンター開発事業「Zeus OSA1」が2025年12月に着工したことを発表した。第1期稼働は2028年の予定で、当初のIT電力容量は25MWを見込む。

「Zeus OSA1」の外観イメージ

 東京建物によるデータセンター開発事業は今回が初。海外でのデータセンター開発で知見を積むSC Zeusとの協業を通じ、日本におけるデータセンター展開において継続的に新規プロジェクトに取り組むとしている。

 着工が発表されたZeus OSA1は、大阪市内の南港エリアに立地する。市内中心部のIX(インターネットエクスチェンジ)集積地からは10㎞ほどの距離のため、低遅延でのネットワーク接続が期待できる。敷地面積は1万3956平方メートルで、地上7階建て(延べ床面積は1万9016平方メートル)。

 設備面では、近年のAI需要をうけて液冷方式を採用。1ラックあたり最大130kWの高電力密度にも対応する。PUEは1.19を実現できる見通し。

 建設に際しては、部材やモジュールを工場で事前に生産し、現場では組み上げのみを行う「プレファブリケーション」を活用。機械・電気・配管の各分野で工期短縮を図る。