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オプテージ、生成AI向けコンテナ型データセンターを福井県内で開設へ
2025年4月1日 06:00
株式会社オプテージは、生成AI向けのコンテナ型データセンターを福井県・美浜町で2026年度中に開設すると発表した。関西電力グループとしては初の取り組み。また、原子力由来のCO2フリー電力を利用し、ゼロカーボン社会の実現に貢献するとしている。
生成AIの利用が広がる中、その利用に最適とされるGPUサーバーは大容量の電力を使用することで知られる。オプテージによれば、郊外エリアでもGPUサーバーを設置するAIデータセンターの開発が広がっている。
同社では、2026年1月に都市型のデータセンター「オプテージ曽根崎データセンター(OC1)」を開設する予定。AI領域の中では「推論」に適したインフラ環境を提供する。一方、今回発表した美浜町の郊外型データセンターは、AIの「学習」に適した設備を用意する計画。なおAIの「学習」は「推論」と比べて消費電力が大きいという。
美浜町のデータセンターはコンテナ型のため、増設が比較的容易。また、液冷対応の空調設備も整え、ユーザーへの提供は占有型とする。詳細な仕様は後日公開する。