週刊データセンターWatch:

キャピタランド、大阪でデータセンターの開発用地を取得、電力規模50MW

 シンガポールを本拠とする不動産投資会社のキャピタランド・インベストメント・リミテッド(CLI)は、大阪でデータセンターの開発用地を取得したと発表した。同社が日本でデータセンターを開発するのは今回が初。なお、50MW規模の電力供給体制も確保済み。

 CLIは店舗、オフィス、宿泊施設、物流施設など幅広い分野の不動産運用を手がける企業。データセンター関連では、9カ国で投資を実施。アジアとヨーロッパに27の施設を展開し、インドで開発中の施設はすでにハイパースケーラー企業との間で長期契約を締結したという。

 データセンターに対する機関投資家の関心は高く、大阪には国際的なクラウドプロバイダーが多く進出しているとCLIでは説明。今回の用地取得は顧客ニーズを捉える上で最適な立地だと強調する。

 大阪で開発予定のデータセンターはAI対応となる予定。またサスティナビリティの観点からも最先端の設計にするとの方針も示されている。