週刊データセンターWatch:

【データセンター用語集】N+1(冗長化)とは

 緊急時における電源経路の確保や、サーバー故障に備えた予備機の必要台数といった文脈で頻出する表現。「N」は必要な台数・系統のことを指し、それに加えて「+1」(1台・1系統)の予備が存在することを意味する。サービス稼働に必要なサーバー数が1台でも、あるいは3台であっても、N+1なら予備機は1台となる。

 データセンターは、いかなる災害があっても稼働し続けられるよう、どのような電源構成をとっているかが極めて重要である。施設の新規建築などにあたっては、施設面積や収容ラック数に加えて、複数の変電所から電力供給を受けているか、さらには自家発電設備や無停電電源装置(UPS)の有無などが明示され、その際にスペックシート上で「N+1」といった表現がなされる。

 「非常用ガスタービン発電機をN+1構成で設置」という表記があったとする。この場合、データセンター全体で本来必要な発電機数は不明だが、1台の予備機が存在することになる。「N+2」ならば予備機は2台、「N+3」は3台となる。

 類似表現として「2N」もあるが、こちらは“必要量の2倍(二重化)”を意味する。非常用電源構成の観点ではN+1より安心できるが、コスト負担などの大きさなどからか、見かける機会は相対的に少ない。