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SmartHR、API非対応サービスのアカウント情報をAIが取得・可視化する「ブラウザ自動操作」を追加

 株式会社SmartHRは13日、クラウド型人事労務ソフトウェア「SmartHR」のID管理機能において、「ブラウザ自動操作」機能を提供開始したと発表した。AIが初期設定を支援し、API連携に対応していないWebサービスのアカウント情報をWebブラウザ上から自動で取得・反映できる。

 「SmartHR」は、雇用契約や入社手続き、年末調整などのさまざまな労務手続きをペーパーレス化し、データとして蓄積できるクラウド型の人事労務ソフトウェア。蓄積されたデータをタレントマネジメント機能によって活用し、最適な人員配置や人材育成を推進することで、データに基づく人的資本経営を支援できるという。

 この「SmartHR」のID管理機能では、これまで、API連携しているSaaSアカウントの保有状況の可視化と、労務管理を通じて更新される最新の従業員データに基づいた一元管理を実現してきたが、今回は、AIによる初期設定支援によりAPI連携に対応していないWebサービスのアカウント情報をブラウザ上から自動で取得し、ID管理に反映する「ブラウザ自動操作」機能を新たに搭載した。

 ブラウザ上でアカウント一覧画面を表示できるWebサービスであれば、SaaS、オンプレミス、自社開発システムを問わず、対象サービスからアカウント情報を取得し、ID管理に反映できる。

 RPAを利用しても同様の情報取得が可能だが、RPAでは、社員番号、メールアドレスといった取得データの項目を管理者が1つずつ指定する複雑な初期設定が必要で、導入のハードルとなっていたという。これに対して「ブラウザ自動操作」では、AIがアカウント一覧画面の構造(HTML/DOM)を自動で解析し、必要な項目を自動で特定・提案する。このため管理者は、専門知識が必要な設定を一から行う必要がなく、AIの提案を確認するだけで、スムーズに初期設定を進められる。

 加えて、「ブラウザ自動操作」で取得したアカウント情報は、既存機能と同様にSmartHR上の従業員データと自動照合可能。保有アカウントの可視化に加え、作成・削除が必要なアカウントを自動で可視化するため、抜け漏れを防止できる。

 なお、同機能の利用にあたっては、自動取得の可否など取得元となる外部サービスの利用ルールを利用企業が事前に確認しておく必要があるとのこと。

 また、現時点の「ブラウザ自動操作」はアカウント情報の取得と可視化を目的にしており、提供開始時点でのアカウントの作成・削除には、各サービスのAPI連携が必要となる。今後は、API非対応サービスにおける作成・削除の自動化も視野に入れて検討を進めるとしている。