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Salesforce、すべての新規顧客にSlackを標準提供

 米Salesforceは4月29日、すべてのSalesforce顧客向けに、Slackを、初日から利用可能なAIワークプラットフォームとして提供開始すると発表した。

 Salesforceは、営業・サービス担当者は日々、ツールの切り替えで時間とコンテキストを失っているとして、この課題を解決するため、Slackを現代的かつ会話型のインターフェイスと位置付け、CRMデータと連携したAIワークプラットフォームを追加費用なしで提供すると説明する。これにより、顧客はSalesforce環境の立ち上げ初日から、Slack上で顧客データや業務コンテキストとつながった形で業務を進められるとしている。

 すべてのSalesforce新規顧客は、CRMデータに接続された無料のSlackワークスペースから利用を開始できる。Salesforceインスタンスの作成と同時にSlackワークスペースが自動生成され、追加費用なしでシームレスに接続される。チームはCRMデータとコンテキストを保持したまま、Slackでのコラボレーションをすぐに開始でき、CRMの更新もSlack上から直接行える。

 Slack内では、すべてのSalesforce顧客が究極のAIチームメイト「Slackbot」にアクセスできる。チームは作業中の画面を離れることなく、Salesforceのレコードを呼び出し、コンテキストを維持したまま業務を進められる。「Slackbot Skills(スキル)」を使えば、複数ツールにまたがる操作を自動化・再利用可能な形で構築・共有できる。さらにSlackbotは、メッセージ送信やチャンネル作成、ワークフロー起動などをユーザーに代わって実行し、メールやカレンダーのアクションもSlack上で完結する。今後は、CRM操作(通話記録・商談更新・案件管理)にも対応範囲が拡張される。

 新たに追加された「Today」ビューは、優先度の高いメッセージ・カレンダー・Salesforceを含む各種アプリの緊急タスクを一画面に集約し、今対応すべき事項を即座に把握できる。「Activity」タブは、対応が必要な項目を一覧で整理して表示し、業務の抜け漏れを防ぐ。

 5月15日から、新規のSalesforce顧客には無料のSlackワークスペースが自動的に提供される。既存の顧客は、管理設定からSlackを接続することで利用できる。

 SlackbotのSalesforce連携アクション機能は、5月中旬からSlackbotへのアクセス権を持ち、Salesforce組織を接続している顧客を対象に順次展開される。Business+ V2、Enterprise+ V2、Enterprise Select(AIアドオン)、Enterprise Grid(AIアドオン)で利用できる。

 Slackbotの主要機能(状況認識、思考ステップ、PDFリーダー、AIスキル、スケジュール自動化、Slackアクション)は、今後数週間にわたって、Business+ V2、Business+ V1(AIアドオン)、Enterprise+ V2、Enterprise Select(AIアドオン)、Enterprise Grid(AIアドオン)の各プランに順次展開される。

 Slackbotのカレンダーおよびメールアクションは、Enterprise+ V2、Enterprise Select(AIアドオン)、Enterprise Grid(AIアドオン)において、一部の接続済みアプリで提供中。

 無料およびProプラン向けSlackbotは、今後数週間にわたり試用版が提供される。フル機能を利用するには、Business+またはEnterpriseプランへのアップグレードが必要となる。

 「Today」ビュー(デイリーブリーフィング)は、5月にベータ版の提供を開始し、同月中にすべてのSlack顧客へ順次展開される予定。