週刊データセンターWatch:

ESR、大阪・コスモスクエアデータセンターをCloudHQと共同開発・運営へ

 ESR株式会社は、国際的なデータセンター開発会社であるCloudHQとの間でJV(合弁事業)契約を締結した。今後、大阪府大阪市住之江区で建設を進めていた「ESR コスモスクエアデータセンター」について、両社による共同開発・運営を行う計画。

ESR コスモスクエアデータセンターOS1

 ESRは香港にグループ本社を置き、アジア、米国、ヨーロッパなどで不動産開発を手がける。日本国内にも物流施設を保有。またデータセンター分野では、コスモスクエアのほか、京都府相楽群、大阪府箕面市、東京都江東区(有明)で建設を進めている。

 コスモスクエアデータセンターは大規模なキャンパス構成になっており、OS1、OS2、OS3の3フェーズに渡って整備を行い、最終的には受電容量130MW規模の施設とする計画。開発規模は20億米ドルとしている。

 同キャンパスの1棟目となるOS1はすでに竣工していたが、サービス開始は2025年6月を予定している。なお、OS1単独での受電容量は25MW。

 CloudHQは2016年設立。米国をはじめ世界各国で12拠点、合計1100MW規模のデータセンターを開発中という。