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ハイレゾが高松市でAI対応GPU専用データセンターを開設。中国・四国で初

 株式会社ハイレゾは、中国・四国地方で初となるAI開発用GPUデータセンターを、香川県高松市で開設したと発表した。NVIDIA製「H200 Tensor コア GPU」搭載のGPUサーバー(HGX H200)408基によるサービスを提供する。

ハイレゾ 高松市データセンターの外観

 GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を手がけるハイレゾは、2019年に石川県の志賀町でGPU専用データセンターの事業に着手。これに続く拠点として、高松市にデータセンターを構築した。立地施設は、公益財団法人かがわ産業支援財団の研究施設を改装したもので、工期や建設コストを縮減する狙いもあったという。床面積は約687平方メートル。実際のサービス運営は子会社の株式会社ハイレゾ香川が担当する。

 開設にあたっては、経済産業省の「クラウドプログラム」供給確保計画の認定をうけており、投資額約100億円に対して最大77億円の助成が適用される予定。

 なお2025年夏には、香川県の綾川町でも廃校を活用したGPU専用データセンターが開設される予定。