週刊データセンターWatch:

エクイニクス、液冷用冷水の提供を大阪「OS3」内で開始。新設「TY15」でも

 エクイニクスは大阪で稼働中のデータセンター「OS3」において、各種の液体冷却方式に対応する一環として、冷水をラックやケージに直接提供するサービスを開始した。なお、2024年9月に品川キャンパス内で開設予定の「TY15」(東京都港区)でも同様のサービスを提供する。

 生成AIは機能・利便性が注目される一方で、その運用を司るGPU機器が高発熱であることがよく知られている。結果として、GPU機器を多く収容するデータセンター内では、機器を効率的に冷却するソリューションが求められており、近年では液冷(水冷)方式に大きなスポットライトが当たっている。

 液体は空気の3000倍以上の熱を伝導する性質とされ、液冷は空冷よりはるかに高い機器冷却効果が期待される。エクイニクスでは、液冷の導入を加速させていると説明。より高パフォーマンスな機器の導入を検討する顧客に対し、サポートを強化するとしている。