週刊データセンターWatch:

アット東京がオフサイトPPA締結。「生グリーン電力」の利用を一部で開始

 株式会社アット東京は、温室効果ガスの削減に向けて、オフサイトフィジカルコーポレートPPAを締結した。これにより、稼働中のデータセンター「アット東京第3センター(DC3)」に供給される電力の一部が生グリーン電力になる。

 PPAの締結先は株式会社アドバンスメンテナンスおよび東京電力エナジーパートナー株式会社(東京電力EP)。アドバンスメンテナンスが栃木県・茨城県に所有する太陽光発電所で発電した電力を、東京電力EPを介してDC3に供給する。

 ここで供給される生グリーン電力とは、「みなし」方式とは異なり、発電された電力を需要者に直接送るのが特徴。今回のPPAでは、平均379万kWh/年の供給が想定されており、これはDC3の年間消費電力の約10.3%に相当するという。これ以外の電力については、非化石証書サービスを用いて脱炭素を目指すとしている。