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アット東京、芝浦・品川エリアで新データセンター「CC3」を竣工

 株式会社アット東京は、芝浦・品川エリアで建設を進めてきた「アット東京中央第3センター(CC3)」の竣工を発表した。2024年7月1日からサービスを開始する。

「アット東京中央第3センター(CC3)」外観

 CC3は東京都港区の芝浦・品川エリアに立地。敷地面積は約8000平方メートル、総床面積は約3万5000平方メートルで、約8000平方メートルのサーバー室には3000ラック分の機器を収容できる。受電容量は40MW。脱炭素に向けた取り組みとして、実質再生エネルギー100%を標準とした設備運用を行う。

 国内有数のネットワーク集積拠点の施設という特徴を活かすべく、CC3内には多くのIXの拠点を設けた。また、対岸の豊洲・有明エリアとを最短で結ぶ東京港横断ケーブルが入線するなど、ネットワーク構築の柔軟性の高さも大きな特徴という。

 このほか、排熱処理の高度化策として高効率空冷モジュールチラーを導入。AIなどの次世代テクノロジーも広くサポートできるとしている。