週刊データセンターWatch:

ゲットワークスとGXテクノロジー、H100専用コンテナ型データセンターの運用を開始

 株式会社ゲットワークスは、AI利用などに適したH100サーバー対応のコンテナデータセンターを開発し、株式会社GXテクノロジーの「湯沢GXデータセンター」内にて運用開始した。

 ゲットワークスは2013年からコンテナ型データセンターの開発に取り組んでおり、2024年4月時点では253台のシステム構築実績がある。今回の発表によれば、AIおよびHPC分野専用となるH100専用コンテナデータセンターを国内で運用するのは初だとアピールしている。

 1つのコンテナ(20フィート)には4~6台のH100サーバーを設置可能。電源はラックあたり30~100kVAを供給できる。また電源冗長性の面では、電力会社2系統、バイオマス発電2系統の中から3系統を蓄電池およびUPS経由で提供する。

 このほか、バイオマス燃料の大量確保や自社開発したコンテナ型蓄電池の併用により、非常用発電機を24時間30日以上連続運転させられるという。