週刊データセンターWatch:

MCデジタル・リアルティ、千葉県印西市のキャンパスで新データセンター「NRT12」を開業

 MCデジタル・リアルティ株式会社は、千葉県印西市のNRTキャンパス内にて、新たに「NRT12データセンター」を開業した。同地におけるデータセンター施設としては2棟目。

「NRT12データセンター」の外観

 NRT12は地上6階建て、延べ床面積は2万7571平方メートル。約4000ラックを収納可能で、サーバー用電源容量は34MW。ラックあたり最高70kWの高密度運用が可能としており、GPUサーバーの稼働にも適しているという。また施設の設計段階からモジュール性を重視し、AI導入に伴う段階的なサーバー拡張などにも配慮した。

 NRTキャンパス内のデータセンターは相互接続されているため、センターをまたいでの運用が容易。さらに、MCデジタル・リアルティが提供する相互接続ソリューション「ServiceFabric」を通じて、各種クラウドにもアクセスできる。

 なおNRT12の開業により、NRT12キャンパスのサーバー用電源容量はNRT10(2021年開業)と合わせて合計73MWへと拡大した。