週刊データセンターWatch:

STNet、「Powerico」データセンターでRE100再エネの顧客向け供給を開始

 四国電力グループの株式会社STNetは、運営中のデータセンター「Powerico」において、RE100に基づいた再生可能エネルギー由来の電力を顧客向けに提供すると発表した。実施は2024年4月1日から。費用は別途かかる。

 PowericoはJR高松駅(香川県)から車で約30分のエリアに立地。N棟が2013年から、S棟が2019年から稼働しており、総延べ床面積は2万2000平方メートル。STNetでは、西日本最大級のデータセンターと説明している。また自然災害リスクが低いことから、BCP対策で利用している顧客も多く、四国以外の利用者は7割以上という。

 Powericoではすでに2022年4月1日から、施設内の空調や照明の電力についてはRE100対応の再生可能エネルギーを利用中で、費用もSTNet側の負担としていた。

 これに加えて2024年4月1日からは、顧客が運用するサーバー用などとしても、RE100対応電力の供給が可能になる。なお、RE100対応の電力は希望する利用者のみへの提供で、費用も別途発生する。